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ステンレス容器の温調方法

2021.1.12

ステンレス容器の中身を温めたい・冷やしたい!

ステンレス容器は、保温性の高さ(熱伝導率の低さ)から内容物の温度調節(以下:温調)工程で使用されることも多いです。
このコラムでは、ステンレス容器の温調方法について特長別にご紹介します。

特長別 温調方法

各温調方法を特長別に表形式でまとめました。

80℃以上の昇温 冷却対応 容器自体の
軽量さ
焦げにくさ 導入コスト
ジャケット容器
(熱媒:水)
×
不可

可能

重くなる

焦げにくい
ジャケット容器
(熱媒:蒸気)

可能

可能
(冷却水循環)

重くなる

要注意
投げ込みヒーター
可能
×
不可

変化なし

要注意
ラバーヒーター
マントルヒーター

可能
×
不可

変化なし

要注意

ジャケット容器を使用する方法

ジャケット容器  

ジャケットに、任意の温度に調節した熱媒(蒸気や水)を流すことで内容物の温調をします。
「60℃まで温める」等内容物の温度管理が必要な場合は、容器に温度センサーを付けます。

容器に溶接で取り付けるため重くなるというデメリットがありますが、製薬・食品系工場等の衛生グレードが高い場所では一般的な手法です。

熱媒は最高温度が80℃未満の場合には水、80℃以上の場合には蒸気(スチーム)を使用することが多いです。

冷却、加温いずれも必要な場合

ジャケット容器

+

チラー・循環装置(冷却対応品)

加温のみの場合

ジャケット容器

+

ヒーター

加温のみの場合にはチラー・循環装置を使用せず、ジャケットにヒーターを設置し、ジャケット内部の水を直接温める方法がおすすめです。
チラーでも加温は可能ですが、この方法だと「短時間で昇温可能」「低コスト」「省スペース」というメリットがあります。
80℃以上に加温する場合には、ジャケット部分にオイルを使用することもあります。

ステンレス容器 ヒーターユニット

加温時のジャケットは高温になります

必要に応じて作業者の火傷や室温変動の対策として断熱槽付き容器断熱カバーをおすすめします。

投げ込みヒーターを使用する方法

投げ込みヒーター

容器内部にヒーターを挿し込んで内容物を直接加温します。
蓋に専用の口を設けて設置するのが一般的です。
ジャケットより低コスト・短時間で昇温可能なのが特長です。
また着脱が可能なので、容器本体を軽量にできるメリットもあります。

温める対象は水・油など焦げないものに限定されます。ヒーターに焦げ付いたり、その焦げが混入するのを防ぐためです。

ラバーヒーター・マントルヒーターを使用する方法

ラバーヒーター、マントルヒーター

シート状にした発熱体を容器等に巻き付けマジックテープなどで固定、加温します。
マントルヒーターは通常断熱材が付属しています。(保温効果向上・作業者の火傷防止のため)

ジャケットとは異なり着脱が可能なので、容器本体を軽量にできます。
複雑な形状にもフィットしやすい・小型の容器に設置しやすいのも特長です。

ご要望に合った温調方法が選択可能です

このように、ステンレス容器の温調方法は重視するポイントにより様々な方法を選択できます。

当社ではお客様のご要望に沿った柔軟な対応が可能です。
温調工程に使用するステンレス容器をご検討の際には、ぜひご相談ください。

ステンレス容器の温調について相談する

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