出張報告

(株)ミルボン ゆめが丘工場様へ見学に行ってきました。
2019/12/20 09:00

2019年11月21日、一般社団法人製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、株式会社ミルボン ゆめが丘工場様に伺いました。ゆめが丘工場は三重県伊賀市、伊賀神戸駅から車で20分程度の新都市「ゆめぽりす伊賀」に位置しています。

見学場所

株式会社ミルボン ゆめが丘工場 様

見学内容

その数2400品種-多品種変量生産を可能にした「ゆめが丘工場」

今回見学させていただいたゆめが丘工場様は、現在国内唯一の生産拠点です。材料の入荷から調合、充填、そして出荷までをすべておこなっており、約2400品種にもわたる製品を生産されています。

これほどの製品を滞りなく生産するカギ-それは①効率的なレイアウトと②製造工程の自動化です。

工場内は生産効率化のために、入荷から出荷までの工程をすべて一方通行で行えるようレイアウト。人・原材料・製品の動線がクロスすることはないそうです。また、コンピュータ管理による自動搬送装置や構内倉庫の物流自動化を導入するなど、製造工程の自動化にも注力されていました。

しかし、決して自動化だけが進められているのではなく、多品種変量生産を可能にするために自動化をおこなっていないエリアもあります。計量から検査まで、それぞれの工程の特徴に応じて機械の力と人の力、各々の良い点を組み合わせることで、品質管理や作業の効率化が図られていたことが印象的です。

弊社の製造工程では、まだまだ製品の移動が多いです。それに対し、ミルボン様ではその企業努力によって、無駄なく洗練された製造工程が構築されており、感銘を受けました。

従業員を大切に、社会貢献にも尽力

ミルボン様では、従業員や地域の方々への配慮、社会貢献にも尽力されています。

福利厚生を充実させるなどの取り組みによって、ゆめが丘工場様の離職率は驚異の0.5%とのこと。また、工場が立地する広大な敷地の3割は、公園として一般の方々へ開放されており、近隣住民の皆さんが気軽に利用できるようになっています。

このほか、障がい者雇用にも力を入れておられます。積極的な業務依頼に加え、構内の全面的なバリアフリーを成功させたことによって安心安全な労働環境を実現しており、厚労省から認定をいただいているそうです。障がい者雇用の第一線で支援活動をされているといっても過言ではないでしょう。

従業員や地域の方々をはじめとした「人」、そして社会に貢献する会社の姿勢と、それを実現させる力を拝見することができ、知識と見識を深められました。

最後に、このような機会を用意してくださいました一般社団法人製剤機械技術学会の皆さまと、工場見学を受け入れてくださった株式会社ミルボンの皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

弊社製品は化粧品業界で採用実績多数

MONOVATEのステンレス製品は化粧品業界で多く採用されています。粘度の高い材料の撹拌容器など様々な実績があります。

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シミックCMO(株)足利工場様へ見学に行ってきました。
2019/08/07 09:00

2019年7月12日一般社団法人製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、シミックCMO株式会社 足利工場様に伺いました。

梅雨時期ということもあり、連日雨の日が続いておりましたが、見学日の午後は晴れ間が見えており、天候に恵まれたかたちで無事見学を終えることができました。

見学場所

シミックCMO株式会社 足利工場様

見学内容

シミックCMO株式会社様では、医薬品製造から治験薬製造の受託事業・製剤化の検討など、国内4拠点の工場で取り組まれています。中でも足利工場は「錠剤」「散・顆粒剤」「注射剤」の製造を主とする工場です。

注射包装棟・品質管理棟・新注射剤棟を見学

注射包装棟では、クリーンルームに入り、検査前中間製品倉庫の設備と自動機による注射剤の包装を見学させていただきました。

品質管理棟では、原料を扱う試験室を窓越しで見学することができ、そこでは多くの女性の方々が活躍されていました。

昨年4月に建設された新注射剤棟では、少量品注射剤の包装が行われており、工場内はライン構成を統一(1wayでのエリア構築)し、搬出ミスを防止する取組みを徹底されていました。

ハザード対応に徹底した設備

足利工場が建てられている土地は、地盤が強いため地震に強く、群馬県との県境近くに位置し、両県どちらからでも電気を供給することが可能であるとのことです。停電対策等を含むハザード対応の徹底ぶりが見受けられ、とても感動いたしました。

 

最後に、このような機会を用意してくださいました一般社団法人製剤機械技術学会の方々と工場見学を受け入れてくださったシミックCMO株式会社の皆様に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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シミックCMO(株)様へ工場見学に行ってきました。
2018/10/24 09:00

見学場所

シミックCMO株式会社様 静岡事業所 バイオプロセス開発棟および第二製剤工場

見学内容

2018年10月2日、一般社団法人製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、シミックCMO株式会社様の静岡事業所に伺いました。

前日の記録的台風のため静岡県内では大規模な停電が発生しており開催も危ぶまれていましたが、幸いにも静岡事業所や交通機関への影響はなく、無事見学会を迎えることができました。

シミックCMO株式会社様は、製剤化検討や、治験薬製造から医薬品製造の受託事業を行っている会社様です。

静岡事業所は国内4拠点の中でも最大の敷地面積を誇っており、中でも今回は商用固形製剤棟とバイオプロセス開発棟の2施設を見学させていただきました。商用固形製剤棟では自動化が進んでおり、各機械に対するオペレーターの数が非常に少ない印象を受けました。自動化に対応するための工夫も各所で見られ、弊社製品へ応用できることがないかとインスピレーションが掻き立てられました。

一方バイオプロセス開発棟は、ロジスティックコリドー方式という、部屋間の移動を極力少なくすることができる方式にて建設されています。部屋と部屋の間にチューブを通すことで培養液の移送が可能となっており、たいへんシステマチックな点に感動しました。また、シングルユーステクノロジーに対応した各種設備を見学し、知識や見聞を深めることができました。

 

最後に、このような機会を用意して下さいました一般社団法人製剤機械技術学会の皆様と、工場見学を受け入れて頂いたシミックCMO株式会社の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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全星薬品工業(株)様へ工場見学に行ってきました。
2017/10/11 09:00

見学場所

全星薬品工業株式会社様 和泉工場

見学内容

6月某日、製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、全星薬品工業株式会社様の和泉工場に伺いました。

前日に気象庁より梅雨入りの発表があり当日の天気が危ぶまれましたが、幸いにも雨には降られず、曇りの合間に時折日が差す過ごしやすい陽気の中見学会を迎えることができました。

最近耳にすることが多いジェネリック医薬品ですが、業界としてはシェアを80%以上とする政府目標、毎年行われる薬価改定といった状況に対して、継続的な安定供給体制の構築・低コスト化等が強く求められています。このような環境に対して、全星薬品工業様の取り組みについて具体例を交えながら講演していただきました。

増産のために検討が始まった和泉工場ですが、極力コストを抑えつつ2年間で完成させるという野心的な(見方によっては無謀とも思われる)目標を掲げられていたそうです。この目標を達成するために少数精鋭のチームを作り、分離発注方式にてプロジェクトが進められました。様々な苦労が合ったようですが、ゼネコンやベンダー各々と直接やりとりすることにより、要望・情報がダイレクトに伝えられ、短期間に、かつ余計な委託費用を削ることができたそうです。2年間という圧倒的短期間で新工場が竣工したということで、大手ゼネコンの方々をはじめ、活発に質問が交わされていました。

講演の後には、実際に最新鋭の工場を見学させていただきました。無人で稼働している設備が多く、オペレーターがいる設備でも一つのラインに対してほぼ一人というレベルで自動化されておりました。これでもまだまだ人の手が多いということで、今後より無人化・自動化を推進していくと仰っていました。拡張性を残しつつ合理的に構築されたラインは、どれもとても興味深いものでした。

 

最後にこのような機会を用意して下さいました製剤機械技術学会の皆様と、工場見学を受け入れて頂いた全星薬品工業株式会社の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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富士カプセル(株)様へ見学に行ってきました。
2016/11/21 09:00

見学先

富士カプセル株式会社 芝川工場・本社北山工場イノベーションセンター様

見学報告

10月某日、製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、富士カプセル株式会社様の芝川工場・本社北山工場イノベーションセンターに伺いました。

東海道新幹線新富士駅よりバスで40分ほど、晴れていれば富士山を望めるという芝川工場で、会社概要とソフトカプセルの説明の後に工場見学をさせて頂きました。サプリメントでよく見るソフトカプセルですが、作り方や特性を含めて初めて知ることばかりであり、非常に興味深く説明を聞くことができました。

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製造工程の見学では大型のジャケット付き撹拌容器が7台並び、生産量の多さを実感させるものでした。その横では弊社製のタンクも整然と並べられ、生産のお手伝いをできていることに誇らしさと同時に製品への責任を新たに感じさせられました。

サンプルに触れながらの製品説明では、日本で初承認を取得したという口腔内速放性カプセル(口の中で溶けるカプセル)や使い切り容器として使うセルフカットカプセルなど、普段では目にする機会が無く興味がつきませんでした。

口腔内速放性カプセルは「口の中では6秒で崩れ始める」と同時に、「容器に入れて振っても壊れない」という相反する特性を持ち合わせていて、富士カプセル様の技術の高さを目の当たりにしました。技術の高さもさることながら、魚やハート型といった遊び心のあふれるカプセル、『アクアジュリエ』の機能と意匠を兼ね備えた製品も見ていて楽しいものでした。化粧品で採用されている製品は私を含めた男性には目新しく、質問も活発に交わされていました。

 

最後にこのような機会を用意してくださいました製剤機械技術学会の皆様と、工場見学を受け入れて頂いた富士カプセル株式会社の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

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MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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フロイント産業(株)様・テイボー(株)様の工場見学に行ってきました。
2016/04/24 09:00

見学場所

フロイント産業(株)様 浜松事業所 技術開発研究所

テイボー(株)様 都田技術センター

見学内容

3月某日、製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、フロイント産業(株)様 浜松事業所 技術開発研究所と、テイボー(株)様 都田技術センターに伺いました。

浜松駅からバスで30分ほど、北方に山々を望む都田工業エリアに両社の施設はありました。

フロイント産業(株)様 浜松事業所

フロイント産業(株)様は自動コーティング装置や造粒装置等の機械装置と医薬品添加剤の両方を手掛けるメーカーです。

今回見学させて頂いた技術開発研究所には、自動コーティング装置や造粒装置等の最新の機械装置が展示されており、工場見学では班ごとに分かれて、それらの機械装置を見学しながら、混合~造粒~コーティング~乾燥といった工程のなかで、エアーによる流動化やスプレーシステムによるコーティング等をご紹介頂きました。

フロイント産業㈱浜松事業所 技術開発研究所

何種類もの装置を見学させて頂きましたが、それぞれがユーザーの要望に応える特長をもった装置であり、分析機器や機械装置の充実したこの技術開発研究所が、フロイント産業(株)様のご紹介頂いた通りまさに「ユーザーとの共同開発の場」であると感じました。

テイボー(株)様 都田技術センター

テイボー(株)様は、マーキングペン先の開発、製造でトップシェアのメーカーであり、液体をコントロールする毛細管技術で様々な製品を開発されています。

工場見学ではペン先の製造工程や品質管理工程をはじめ、ステンレスやチタン等の金属射出成型MIM(Metal Injection Molding)の製造工程もご紹介頂きました。

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形状や線の太さ、耐久性、書き味等の多項目について、一つひとつ製品検査があり、品質管理が徹底されていました。

また、毛細管技術を応用して、まったくの異分野であるアイライナー等のコスメティック製品や、カテーテルのような医療用製品等様々な分野の製品を開発されています。

今回の工場見学では、フロイント産業(株)様とテイボー(株)様のユーザーの要望に応えるそれぞれの製品の特長と開発力にとても驚きました。今回、経験させて頂いたことを生かし、ステンレス容器のより良い提案とモノ作りをしなければと感じました。

 

最後に、このような企画を立てて頂いた製剤機械技術学会様とお忙しい中、工場見学をさせて頂いたフロイント産業(株)様とテイボー(株)様にお礼申し上げます。

 

ステンレスタンクをオーダーメイドできます

MONOVATEのタンクは溶接でひとつずつ製作しており、「装置に組み込みたい」「内容物や設備に合わせて、1台ずつ仕様を変更したい」のようなご要望にお応えできます。

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一般社団法人日本血液製剤機構千歳工場様へ見学に行ってきました。
2015/12/02 09:00

10月某日に、製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、一般社団法人日本血液製剤機構(JB)千歳工場様に伺いました。

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千歳工場(北海道千歳市)

新千歳空港からバスで15分ほど、大変アクセスの良い臨空工業団地に千歳工場様はありました。

白樺の林の静寂につつまれた工場玄関で従業員の方々に迎えていただいた後すぐに事務所にて、工場長より千歳工場の概要を説明いただきました。

血液製剤は、貴重な献血血液を原料として製造されるため、「善意と医療のかけ橋」という理念を掲げています。千歳工場様では一般の工場見学を長年受け入れ小学生からお年寄りまで、昨年度は年間1000人以上も訪れたそうです。(現在、一般の見学は休止中)。

説明の後はビデオ、そして実際の工場見学です。血液製剤は、「血漿分画製剤」と呼ばれ、血液を「血球成分」と血漿成分」に分け、その血漿から医薬品として有用なたんぱく質を分離・精製し製品化します。この分画工場は全国でも千歳工場を含め4カ所(うち、JBには2カ所)しかないそうです。

血液は-20度を保持したクーリングコンテナで受け入れられます。その後-30度の冷凍倉庫で6か月間保管されます。これは感染リスクを排除するため、ちなみに主に東日本で採血された献血血液のサンプルも11年間保管されています。この冷凍倉庫は、血漿が封入されているビニールバックに貼付されたバーコードに霜がおりて読み取り不可にならないように、除湿器を通し乾燥した空気が庫内を循環しており 、息を吐いても息が白くなりません。たださすがに-30度、1分もいることはできませんでしたが。

その後の製剤棟では、冷凍された血漿をバックから取り出し、遠心分離機で分離し沈殿を取り出し、上清はタンクに受け入れアルコールや緩衝液の添加を繰り返し、その各工程で性質の違う様々な血液製剤が作られていきます。血液製剤は凍結乾燥による粉状の製剤と液状の製剤に分けられ、粉状の製剤は、注射用水で溶いて血友病の薬として使われているということです。血友病の薬を1本作るのに必要な血液は400mlバックで12人分。まさにこの薬が「善意」の結晶であるということが良くわかります。

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1時間半ほどの工場見学でしたが、初めて見る工程はとても興味深く、また血液製剤という製品の性質上、大変厳しい品質管理をされているのだと理解しました。

当日は前日の台風の影響でくもり空でしたが、見学の終わる頃には晴れ間も見え始め北海道の山々を照らす風景はとても神秘的でした。工場見学の後も、参加者の皆さんのハイレベルな質問が続き、千歳工場の皆さんも丁寧に応じてくださいました。

 

今回このような機会を用意してくださいました、製剤機械技術学会の皆さまと、普段なかなか見ることのできない血液製剤の工場見学を受け入れていただいたJB千歳工場の皆さまに、この場を借りて御礼いたします。 ありがとうございました。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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エーザイ(株)川島工園様へ見学に行ってきました。
2015/04/01 09:00

3月某日、製剤機械技術学会主催による岐阜県各務原市のエーザイ(株)川島工園様の工場見学に参加させて頂きました。

今回訪問させて頂いた川島工園はとても緑が豊かなところで、「工園」と呼ばれるにふさわしく、工場と森が融合しておりました。今回は見ることができませんでしたが、厳しい水質管理をし、工場排水を浄化した水を湛えた池や、日本庭園もあるそうです。

工場見学では包装ライン、製剤室を見学させて頂きました。見学ルートから見える設備には、どのような機械なのか分かるように名称の表示もされており、とても分かりやすかったです。

また、川島工園内には薬の歴史を伝える、内藤記念くすり博物館もあります。こちらの博物館には約65,000点もの資料を収蔵しており、その中から資料価値の高いものが展示してあります。今回はこちらも見学させて頂き、貴重な資料をたくさん見ることができました。

昔の丸薬の製造方法の説明では、手作業で生薬をすり潰し、練る、そして様々な道具を用いて丸い粒の薬を作っていた事を学ぶことができ、簡単には作ることができないと感じました。

博物館の外には植物園もあり、薬草・薬木が植えられています。薬木の説明をして頂きながら、ニッケイ(楠の仲間)の桂皮の味の確認をさせて頂くと、京都土産で有名な八つ橋の味がしました。他にもキハダも味見させて頂きましたが、こちらはとても苦かったです。


第三剤棟


第四剤棟

見学中にステンレス容器(残念ながら弊社製ではないようでしたが…)が使用されている様子も見ることができ、どのように使用されているかを知ることができました。今回の経験を活かし、お客様に満足して頂けるステンレス製品の開発に取り組んでいきたいと思います。

 

最後に、見学させて頂いたエーザイ(株)川島工園様と、このような企画を立てて頂いた製剤機械技術学会様にお礼を申し上げます。

 

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MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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スリーエム ジャパン(株)カスタマーテクニカルセンター様へ見学に行ってきました。
2014/11/21 09:00

11月某日、製剤機械技術学会主催による神奈川県相模原市のスリーエム ジャパン(株)カスタマーテクニカルセンター様の見学会に参加させて頂きました。

スリーエム ジャパン(株)様は、アメリカ合衆国ミネソタ州にある3M社様のアジア初の現地法人として1960年に設立された科学・電気素材メーカーです。今回見学しましたカスタマーテクニカルセンターは、3M社様の55000種類の製品とその技術が展示されているソリューションセンターとなっております。

展示スペースの見学では、エリアごとに担当者様の詳しい解説や実験等が行われ、体験しながら技術を学ぶことができました。

反射材技術の展示では、惑星探査機「はやぶさ」の部品に採用された再帰反射技術(光を光源にのみ向かうように反射させる技術)が展示されており、実際に光を当てて反射を見ることができます。

また、自動車に採用されている技術として、塗装の代替やデザインとしてのラッピングフィルム、内外装の接着に使われている両面テープ、吸音断熱材の技術等の展示がありました。1台の自動車に様々な3M社様の製品と技術が使われておりとても驚きました。

見学後、セルロース デプスフィルターの最新技術の紹介と、マイクロニードル経皮吸収製剤についての講演が行われました。マイクロニードルは注射針の代替として痛みもなく簡単に使用できるデバイスで、予防接種を自分で行う時代も近いのではと感じました。

今回の見学会では3M社様の事業分野の広さと豊富な製品ラインナップ、そして1つ1つの製品を支える多彩な技術力と発想力にとても刺激を受けました。

 

最後に、見学させて頂いたスリーエム ジャパン(株)様と、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様にお礼を申し上げます。

 

ステンレスタンクをオーダーメイドできます

MONOVATEのタンクは溶接でひとつずつ製作しており、「装置に組み込みたい」「内容物や設備に合わせて、1台ずつ仕様を変更したい」のようなご要望にお応えできます。

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彩資生(株)様へ工場見学に行ってきました。
2014/05/22 09:00

3月某日、製剤機械技術学会主催による、埼玉県狭山市の彩資生(株)狭山新工場様の工場見学に参加させて頂きました。彩資生(株)様は、主に業務用ヘアケア化粧品の開発・製造を行っているOEM会社です。


今回見学しました狭山新工場は既存の2工場を統合した形で設立されたもので、高品質で安全・安心な生産が可能となっています。具体的には、工場内は生産の流れを「ワンウェイ」化し、シンプルかつ機能的な生産ラインを構築されています。衛生管理面では2重扉や防虫灯の設置、工場内を「クリーンエリア」「準クリーンエリア」「一般エリア」に分けて入退室を管理するなどの徹底がなされていました。

また、製造設備では130kg~6000kgの真空乳化釜23基、充填ライン26ラインが完備されあらゆる製品形態に応える製造が可能との事です。(23基もの真空乳化釜が設置されている調合エリアは圧巻で、私自身化粧品メーカー様の工場は何度か訪問していますが、あのような光景は初めて見ました。また充填工程の見学では当社製タンクが使われていて、実際の使用現場を見る事が出来嬉しかったです。)

今回の工場見学は年1回の「異業種」の見学でしたが、製薬工場同様の生産管理システムや製造管理システムを導入しており、改めて化粧品工場の求める品質について学ぶ事が出来ました。

 

最後に、工場見学をさせて頂いた彩資生(株)様とこのような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様にお礼を申し上げます。

 

弊社製品は化粧品業界で採用実績多数

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東北ニプロ製薬(株)様へ工場見学に行ってきました。
2013/11/15 09:00

今回、製剤機械技術学会主催による東北ニプロ製薬株式会社様の工場見学会に参加するため、福島県に行ってきました。東北ニプロ製薬株式会社様は医薬品受託製造専門会社として固形剤や軟膏剤を中心に製造している、国内最大級の錠剤製造工場です。

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「第三固形剤棟」が来年竣工予定
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更衣不要の見学者通路
壁には説明書きがあります。

今回見学した「第二固形剤棟」ではグローバルGMPへの対応や24時間稼働可能な打錠機や検査機、三次元スタッカークレーンの採用などの最新設備での生産体制がとられています。工場は2011年の東日本大震災で地盤沈下や機械の損壊など大きな被害を受けたそうですが、現在ではその影響が分からないほど復旧・整備が進んでいました。

 

見学では実際の作業の様子や機械を見ることができ、特に試験室では震災の経験を生かした地震対策が取られていました。また、製造工程では実際の機械や作業者を間近で見ることが出来、工程ごとに担当者の説明を受けました。製薬工場という事で作業者や機械はもちろん洗浄しやすい壁の採用や、室圧の変化で汚染の防止をしている事など至る所で品質管理が徹底されていました。

因みに工場からは磐梯山が見えるようなのですが、この日は雨が降っており見られませんでした(残念…)。

 

今回の見学会を通じて、製薬工場の製造管理レベルの高さ、品質の厳しさを実感しました。また、工場見学中に自社のステンレス容器(CTH)を見つけました。自社の容器が製薬工場で使用されているのを見て嬉しくなったと同時に、ますますよりよい製品作りをしなければと感じました。

最後に、このような企画を立てて頂いた製剤機械技術学会様と、お忙しい中工場内を見学させて頂きました東北ニプロ製薬株式会社様にお礼を申し上げます。

 

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塩野義製薬(株)摂津工場様へ工場見学に行ってきました。
2010/03/05 09:00

2月某日、製剤機械技術研究会様主催による、大阪府摂津市にあります「塩野義製薬(株)摂津工場様見学会」に参加してきました。

冷たい風の中、新大阪より千里丘駅へ。駅のすぐ側には豪華な送迎バスがすでに待機中。バスの車内はとても暖かく、やっと一息つけました。

走り出して間もなく到着(5~6分?)。駅から近い事、すぐ隣には高速の高架がある事、私の製薬工場のイメージとは少し異なり、少々驚きました。また、外観はシンプルながら内装はオシャレな作り。入口の自動ドアは2重で、同時開放は出来ない作りでした。


塩野義製薬(株)摂津工場様

今回、見学させていただきました新固形製剤棟

今回の見学会では2008年11月に完成した新固形製剤棟を見学させて頂きました。

最新技術を駆使し、錠剤・カプセル剤・顆粒細粒剤等、多くの形態の医薬品に対応できるフレキシビリティを持つ製造設備を有し、治験薬・商用生産設備を1棟に併設することでスムーズな工業化と技術移転を可能にし、より迅速に開発し、生産するための製剤棟です。

設計注意点 クロスコンタミネーションの防止

・SUS製コンテナ使用の自動ライン:人と物の動線分離
・室間差圧による気流制御:差圧逆転が有りえない設計
※社員教育も重要:人間のミス・確認不足で全て(コンタミ防止対策)が無となる。※

 

工場見学では、造粒・混合・コーティング・品質検査・包装・梱包の各部屋を見させていただきました。増設等を見据え、スペースにゆとりある機械配置となっていました。ガラス張りで黒色の見学コースは作業者側から見えにくく、極力威圧感を与えないように考えられていました。

また、設備配置上見学しにくい部分はモニターにて説明して頂きました。各部屋をつなぐシャッターは端部にゴムパッキンが付いていて、パスボックスを使用しない場合も、室間差圧を保持し、十分にクロスコンタミ防止効果を発揮出来ることを学びました。

今回の見学会では、製薬会社様の製剤棟・設備・配置等全体設計に関する要点・注意点の概要を学ぶ事となりました。弊社もお客様の要求に対して、より高いご満足を得られるように努力し続ける必要性を再認識しました。

 

最後に、このような企画を立てて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学させて頂きました塩野義製薬(株)摂津工場様にお礼を申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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大日本住友製薬(株)鈴鹿工場様へ工場見学に行ってきました。
2009/11/04 09:00

10月某日、製剤機械技術研究会様主催による、三重県にあります「大日本住友製薬(株)鈴鹿工場様見学会」に参加してきました。

東京から新幹線で名古屋駅に向かい、名古屋名物の「きしめん」を食べ、近鉄名阪乙特急に乗り40分程で大日本住友製薬(株)鈴鹿工場様へ到着しました。

鈴鹿といえば思い浮かべるのはサーキット場。鈴鹿工場様からは15分程の距離にあるそうで、レース開催日には工場にもレース音が聞こえてくるとのことです。


大日本住友製薬(株)鈴鹿工場様

今回、見学させていただきました新固形製剤棟

今回の見学会では「新固形製剤棟の交叉汚染の徹底防止」についてがテーマで、交叉汚染の防止対策についての説明を受けました。

主な対策法として

・ 空気圧の調節による気流の制御
・ 機能分離廊下を採用し、「ワンウェイ方式」による交叉汚染の防止
・ スタッカークレーンによる無人での輸送

などを上げられていました。人の移動による交叉汚染の防止に対しても徹底して行っていると思いました。

また、CO2対策にも積極的に取り組まれているそうで

・ コージェネレーションシステムの設置
・ 空調の夜間低風量による省エネ

などを行っているとのことです。

 

次に工場見学では、造粒・混合・打錠・コーティング・品質検査の各工程の部屋を見させていただきました。

見学コースはすべてガラス張りになっており、各部屋が全て見渡せるようになっていてとても見学がしやすかったのが印象的です。また、各部屋の壁や、シャッター、廊下の材質等にも交叉汚染防止の為のこだわりがあり、コンタミ防止に徹底しておられるのが良く分かりました。

今回見学させていただき、製薬会社様のコンタミに対する徹底ぶりを改めて知ることになり、弊社の製品もより高いレベルでの製作が必要だと感じました。

 

最後に、このような企画を立てて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学をさせて頂きました大日本住友製薬(株)鈴鹿工場様にお礼を申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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東和薬品(株)大阪工場様へ工場見学に行ってきました。
2008/11/29 09:00

11月の某日、製剤機械技術研究会様主催による大阪府にあります「東和薬品(株)大阪工場様 見学会」に参加してきました。


テレビCM

大阪工場様

クリーン管理の行き届いた
工場内見学コース


様々なジェネリック医薬品

東和薬品(株)様は、黒柳徹子さん出演のテレビCMでもお馴染みの、誰もが知るジェネリック医薬品メーカー様です。大阪工場様のある門真市は、大阪駅から約30分の近隣に大きな工場のある街です。工場見学では、コーティング、打錠、包装などの固形製剤生産ラインを拝見させていただきました。

先発医薬品と同等以上の品質で低価格を実現するため、効率的で高度な製造環境、製品の安定供給という強みを発揮しておられます。また、「魅せる工場」として、無塵衣への着替えなしで工場見学できたことは、見学させていただく側に便利というのが実感でき、クリーン管理エリアとの隔絶に高い技術をお持ちと感じました。

工場見学後は、高度なコーティング技術に関する講演、品質管理に関する講演の貴重な2講演を拝聴させていただきました。ジェネリック医薬品のシェアは、欧米諸国が約6割なのに対し、日本はまだ2割に満たないそうですので、今後ジェネリック医薬品に対する理解を深めていきたいと感じております。

 

最後に、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学させていただきました東和薬品(株)大阪工場様にお礼を申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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杏林製薬(株)能代工場様へ工場見学に行ってきました。
2008/06/27 09:00

6月の某日、製剤機械技術研究会様主催による秋田県能代市にあります「杏林製薬(株)能代工場様 見学会」に参加してきました。

新幹線の秋田駅からバスに乗り一時間程で杏林製薬(株)能代工場様に到着しました。能代近郊には米代川や世界遺産の白神山地などがあり、旅行をするにも良い場所だと思います。

今回の工場見学会では杏林製薬(株)能代工場様の「フロービンシステムを用いた内服固形製剤の製造」の説明と見学をさせて頂きました。

「フロービンシステム」とは各製造工程(秤量・粉砕・混合・造粒・打錠・コーティング・充填・包装)において、専用のフロービン(コンテナ)を縦移動はスタッカークレーン、横移動はトラバーサーにより移動させ、各製造ルームで作業を行う、というものです。

「フロービンシステム」により「人ともの」との動線を完全に分離し、人為的なミスを排除した製造システムとなっています。

弊社のステンレス容器は多くの製薬メーカー様で使われています。

今回、実際の作業現場を見学する事で、改めて製薬メーカー様の使用する容器とはどうあるべきか、という事を実際の作業現場を見学させて頂く中で認識する事が出来ました。


製剤棟外観

主力製品の一つ ムコダイン剤
気道粘液調整・粘膜正常化剤

最後に、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学させていただきました杏林製薬(株)能代工場様にお礼を申し上げます。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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地ビールの醸造所を訪ねてみました。
2008/06/18 09:00

今回は、地ビール&発泡酒の製造をしている㈱下野酒店さんをご紹介いたします。

発酵用のステンレスタンクの相談を頂き、納品を兼ねて醸造所を訪ねました。場所は、千葉県佐倉市です。醸造所はお酒売り場の奥にありまして、地ビールとしては国内最小の部類のBreweryです。

工場は10坪程度ですが、醸造設備はアメリカから輸入し、なかには本場ドイツより輸入した部品もありました。業者選定、設置、試運転まで自力でおこなった下野社長さんの熱意には脱帽です。


お酒売り場奥の醸造所

「佐倉 香りの生」と「ココナッツポーター」を頂きました。(^^♪

香りも豊かで、味わいも爽やかでした。♪

シモアール http://www.shimor.com/

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左「佐倉 香りの生」
右「ココナッツポーター」

 

クラフトビール用タンクもお任せください

ステンレスタンクを1台から特注製作しています。
ビール製造における糖化用/煮沸用/発酵用のタンクもぜひご相談ください。
お客様のご希望にあわせて、ノズルや蓋をカスタマイズして製作いたします。

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高知カシオ(株)南国工場様へ工場見学に行ってきました。
2008/03/27 09:00

3月の某日、製剤機械技術研究会の高知カシオ株式会社・南国工場見学会に行ってきました!

高知竜馬空港からバスで30分ほどのところに高知カシオ様の南国工場がありました。
あいにくあまり天気は良くなかったのですが、 珊瑚が名産の高知は暖かくて緑も多く、とてもよいところでした。

高知カシオ様はTFT方式の液晶パネルを製造しています。
一見、製剤とは何の関係もないように思いますが、製造工程の管理は製薬製造よりも厳しいものを要求されるので、製薬製造に関わる人間にとっては大変興味深い内容の見学会でした。


高知カシオ南国工場様

珊瑚のブローチ

製造現場に入ると企業秘密を守るための電源を入れると白から透明になるガラス窓があり、その中で製造ロボットたちが活躍していました。(余談ですが、私は学生時代、課題でこの特殊ガラスを使ったトイレを提案したことがあったので、実物を見れてうれしかったです。)
くるくると同じ所を回るロボットはなんだか味気なかったですが、人間は汚染源なので、入るのは機材のメンテナンスのときだけだそうです。
人が現場に入ってしまうと、クリーンルームの回復に2時間もかかってしまうそうです。


TFT液晶パネルの製品

クラス10のクリーンルーム

このような厳しい管理工程での製造を維持するためには、

  • インフラの安定
  • 空気中における特定化学物質の排除
  • 徹底的なパーティクル(ゴミ)の排除
  • 加工精度の維持管理
  • 購入部品の品質管理
  • 人の訓練

が重要になってくるようです。
一定の品質を保つためには大変な努力や気遣いが必要なことがわかります。

当社のタンクはさまざまなところで使われていますので、使用環境もさまざまです。
高知カシオ様ほど製造管理のレベルが高いところはなかなかないとは思いますが、今回の工場見学で使用現場の厳しさがわかり、改めて自分の製品がどのような環境で使用されているかを知ることが大切だと感じました。これからもお客様とのコミュニケーションを大切にして、より高いレベルの製品作りをしていきたいと思います。

最後に、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学させていただきました高知カシオ南国工場様にお礼を申し上げます。

 

ステンレス容器は、異物混入対策に最適な容器です。

ステンレスは鉄に比べ耐食性、樹脂に比べ耐久性に優れた材質です。
錆の発生を抑えられる・表面の毛羽立ちなどの経年劣化が少ないことから、異物混入(コンタミネーション)を嫌うような場所で使用されています。

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ニプロファーマ(株)様へ工場見学に行ってきました。
2007/11/22 09:00

11月の某日、製剤機械技術研究会様主催による、秋田県大館市にあります「ニプロファーマ大館工場様」と「ニプロ大館工場様」の見学会に参加してきました。

羽田から大館能代空港まで約1時間、秋田県は思っていた以上に近いです。

工場見学前日に大館市内のホテルにて懇親会が行われ、おいしい郷土料理とともに参加された製薬メーカー様、建設業様、エンジニアリング様、機器製造メーカー様等と親しくお話をさせていただきました。


ニプロファーマ(株)大館工場様

ニプロファーマ(株)大館工場様

工場見学当日は工場内に入るのがもったいないような陽射しのまぶしい晴天でした。

最初に約6万坪の広大な敷地に並ぶ製造棟に、澄んだ空気と豊かな原水のもと高品質の製品を製造していると説明を受けました。

広間でまずは、ニプロファーマ大館工場長による会社概要のご説明の後、製品企画部より「ニプロファーマ様の概要と受託事業について」の御講演。

主製品の一つの抗生物質のダブルバッグ製剤やプレフィルドシリンジなどの各種キット製剤の開発、ジュネリック製剤の開発を行っており、抗生物質はクロスコンタミを防ぐためにそれぞれ別の製剤棟で製造し徹底した品質管理を行っている。

また最近では原薬精製、凍結乾燥・粉末充填の専用棟を完成させ、ニプロファーマ大館工場様は注射剤のリーディングカンパニーとして世界戦略の重要拠点と位置付けられている。

さらに、隣接するニプロ大館工場様との連携により要求通りの品質の高い安価な部材を入手できる。またバレル、プランジャー等はクリーンルーム内にて自社成形し、安定した高品質の物を製造している。

ペーパーベースの情報は、FAX、PDF化、Eメールにてペーパーレス化を目指しているとのことでした。


主製品

工場見学はすべてクリーンルーム内に最新設備がズラリと並んだ、ニプロ大館工場様のゴム栓製造工場棟から始まり、ニプロファーマ大館工場様の凍結乾燥・粉末充填棟までと盛り沢山でした。

ニプロファーマ大館工場様は進化し続ける工場、現在も新しい工場棟が建設中でした。

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最新鋭の製造機器

ただ、緑豊かな工場敷地内、思わず工場内へ侵入してくる虫対策にご苦労されているのではないかと推測してしまいました。

弊社が製造する単なるステンレス容器であっても製薬メーカー様に納入する以上、品質はもとよりクリーンルームはムリとしても清潔には気をつけたいと思います。

 

最後に、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様とお忙しい中、工場内を見学させていただきましたニプロファーマ大館工場様とニプロ大館工場様にお礼を申し上げます。

 

余談ですが、忠犬ハチ公の生誕地としてまた比内鳥や秋田美人で有名な大館市。

懇親会の始まる前、色白の秋田美人に会いに近くの大型スーパーへ行ってきました。さすがは秋田県でした。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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CKD(株)様へ工場見学に行ってきました。
2007/04/02 09:00

平成18年3月某日、製剤機械技術研究会様主催の「CKD株式会社様 本社小牧工場 見学会」に参加しました。

名古屋駅より総勢76名が2台のバスに搭乗してCKD(株)様小牧工場に行きました。

最初にCKD(株)様の業務内容などの紹介がありました。その製品説明の中でシェア80%という、日ごろ目にするほとんどの液晶画面のバックライト製造システムと薬のPTP包装システムがCKD(株)様の製造機械によるものとは参加者の驚きでした。

工場見学はまず、ショールームにて各工場の案内と製造品目等の説明を受けた後、半導体向けの製品製造のクリーンなエリアや、液晶画面のバックライト製造装置の組立現場、最近完成された新工場のPTP包装システム組立現場で詳しい説明を受けました。


CKD(株)様本社小牧工場


液晶画面のバックライト製造システム



PTP包装システム

工場見学の後には、CKD(株)様が進めている「高度バリデーション」の提案としてC&Q(コミッショニング&クォリフィケーション)の説明と質疑応答がありました。

このC&Qにてユーザーに対して信頼のおける製造機械を製作するための取り組みがよく分りました。

弊社のような動きの無い製品を作っている者としては、このような機械製造工場の見学は刺激的でした。

 

最後に、このような企画をたてて頂いた製剤機械技術研究会様と、お忙しい中工場内を見学させていただきましたCKD(株)様にお礼を申し上げます。

 

ステンレス容器は、異物混入対策に最適な容器です。

ステンレスは鉄に比べ耐食性、樹脂に比べ耐久性に優れた材質です。
錆の発生を抑えられる・表面の毛羽立ちなどの経年劣化が少ないことから、異物混入(コンタミネーション)を嫌うような場所で使用されています。

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東亜薬品(株)様へ工場見学に行ってきました。
2006/10/20 09:00

平成18年10月20日、製剤機械技研究会様主催の「東亜薬品株式会社様 富山工場」の工場見学に参加しました。

当日は、あいにくの雨でしたが、工場見学の 際には小降りになってよかったです。

見学の説明で、晴れていれば写真のような立山連峰が工場から見えるそうなので、とても残念でした。

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立山連峰(晴れた日にこのように見えます)

工場見学ですが、「一般用」「医療用」「配置用」と幅広い製品を作られている生産ラインを見学させていただきました。

間近で打錠機・造粒機・包装機などの機器を見ることができ、とても勉強になりました。

弊社の容器も所々見られたのでちょっとうれしかったです。

今度は、ぜひ新工場が完成した際に見学をさせていただいきたいです。

 

弊社製品は医薬品業界の採用実績多数

MONOVATEの容器は特に、医薬品の製造工程において高い評価をいただいています。メガファーマをはじめ、ジェネリック医薬品企業や健康食品メーカーにも多数の納入実績がございます。

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