品番:1W001924

温調ユニットセパレート型ジャケット付撹拌容器【採用事例】

温水用タンクを分けた「セパレート型」で長期的なコスト削減
特長

製薬メーカー様納入

○不溶性粉末が入った100Lの液体を撹拌できる容器のオーダーメイド事例です。

・この製品はジャケット付撹拌容器と温調ユニット(温水循環装置)の二つからなる製品です。

・ジャケット付撹拌容器は撹拌性の高い【DTM-J】撹拌機座付き鏡板型ジャケット容器をベースに特注加工しています。

・排出口には手動のタンクボールバルブを採用。接合すき間がないため液溜まりしにくく、分解洗浄性にも優れています。

・空気を巻き込みにくく、均一な撹拌のできるベルヌーイ流撹拌機(【NTME-A】)を採用。標準装備のコントローラーで回転数の変更も容易です。

・温調ユニットは制御盤、ポンプとともに台車に取り付けられており、移動できます。

・温調ユニットで作った温水は耐熱ホースを経由しポンプにて撹拌容器のジャケット内に供給され、循環します。これにより容器内の液体を温めます。

・撹拌容器、温調ユニットとも【ECK】断熱カバーを装着。保温効果があるだけでなく、作業員の火傷防止に繋がります。

トータルコストを低減する「セパレート型」

温水で容器内を温めて撹拌したい場合には、【HU】ヒーターユニットのように撹拌機能と温調機能を1台にしてご提案することが多いですが、今回の製品ではセパレート型を採用していただきました。

単体のものに比べ、セパレート型はコストがかかってしまいます。しかし、温調ユニットを撹拌容器とは別にすることで、お客様が保有しておられる既存容器や今後新規導入される容器でも温調ユニットをご使用いただけます。さらに、温調ユニットは台車に取り付けられているため、必要とされる工程へ簡単に移動可能です。

撹拌・温調一体型の容器に比べコストはかかってしまいますが、長期的に考えれば設備コストの低減に繋がります

スチームによる昇温も可能

本製品はジャケット内に温水を循環させることにより昇温させることを前提としていますが、スチームを通しての昇温も可能です。撹拌容器のジャケット部は耐圧構造となっており、スチームを入れても問題ありません。

スチームに比べ、温水での加熱は細かく温度を制御できることに加え、目的の温度よりも著しく温度が上がることもなく安全です。そのため、本製品は温水によって加熱するタイプを採用しています。

しかし、容器自体はスチームでの加熱に対応しており、お客様の既存設備を活用することもできます。温調ユニットと同様、汎用性が高いのが特長です。

撹拌と温調機能を組み合わせたオーダーメイド事例

お客さまのニーズに応じて最適な仕様をご提案します。撹拌機や温調機の選定から組み込みまで、すべてオーダーメイドで承ります。

様々なオーダーメイド事例があります

日東金属工業では、様々なステンレス製品をオーダーメイドで製作しております。
今までの実績の一部を業界別・形状別・用途別でお探しいただけます。
オーダーメイド製作についてのご相談も、お気軽にご連絡ください。

本製品で採用しているベルヌーイ流撹拌機の詳細はこちら

遠心力の力で均一に撹拌する「ベルヌーイ流撹拌機」

コラムをよむ

ユーザーレビュー

この商品に寄せられたレビューはまだありません。