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タンクと合わせて知りたい!ポンプの種類と相性

2016.6.2

この記事は4分で読めます

ステンレスタンクから液や粉を輸送する際に必要になるのがポンプです。
弊社の貯蔵・排出容器をご購入いただいたお客様の中には、タンクとポンプを接続して使用されている方も多いと思います。

そもそもポンプって・・・どんな種類があってどういう特長を持っているのでしょうか。

ポンプとは

ポンプと言うと、どんなものを思い浮かべますか?
水をくみ上げるポンプ、機械へ液体を送るポンプなどでしょうか?
ポンプは幅広い分野で使われていますが、その種類は大きく下記の3つにわけることができます。

容積型
一定容積(空間内)の液体を圧力をかけて押し出すポンプ

容積型の特長

  • ポンプ内に液体が無くても自給できる。
  • 一定の圧力と流量を供給できる。
  • 連続に流すと脈動のある流れになる。
  • 非容積型と比べて液送量が少ない。
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容積型はさらに往復型回転型に分けることができます。

往復型
ピストンを動かし吸引・排出する

ピストンポンプ

ピストン側に弁が付いているポンプ

プランジャーポンプ

シリンダ(ピストンケース)側に弁が付いているポンプ

ダイヤフラムポンプ

お椀状の弾性薄膜内へ液体を吸引、排出するポンプ

ダイヤフラムポンプは、回転式ポンプの軸シール部や摺動部が無く、異物混入や、液漏れが少ないポンプです。シンプルな構成なため、メンテナンス性に優れています。(例)金魚ポンプ

回転型
回転子を動かし送り出す

ギアポンプ、ロータリーポンプ

2対の回転子の空間内に液体が入り、送り出すポンプ。

ベーンポンプ

ケース(ケーシング)内の回転子に付いた多数の羽根(ベーン)の空間内に液体が入り、送り出すポンプ。

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ギヤポンプのイメージ 

非容積型
羽根の付いた回転子の遠心力で液体を送り出すポンプ

非容積型の特長

  • 連続的に大量の液体を送る用途に最適。
  • 容積式ポンプと比べ定量性が低い。
  • 自吸能力が低く、呼び水が必要である。
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非容積型は、吸い込んだ液体の吐出される方向で3種類に分けられます。

遠心ポンプ
軸方向から吸い込み、垂直に排出

羽根車から吐き出される流れが、主軸に垂直な内面にあるポンプ。
一般的な非容積型ポンプで、渦巻きポンプともいわれ、様々な用途で使用されています。
(例)水道・下水道の送水ポンプ/化学プラント用のプロセスポンプ

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遠心ポンプのイメージ

斜流ポンプ
軸方向から吸い込み、横に排出

羽根車より吐き出される流れが、主軸の中心線を軸とする円すい面内にあるポンプ。
渦巻き状のケーシングを有しています。

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斜流ポンプのイメージ

軸流ポンプ
軸方向から吸い込み、後ろの軸方向に排出

羽根車から吐き出される流れが、主軸と同心の円筒面内にあるポンプ。

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軸流ポンプのイメージ

特殊型
様々な仕組みのポンプ

噴射ポンプ(エジェクタポンプ)

パイプに流体を吹き込み、他方から液体を吸い上げ排出するポンプ。
内部に弁などの無いシンプルな構造です。

気泡ポンプ

パイプ内に気体を吹き込んで、気泡の浮上により液体をくみ上げるポンプ。

水撃ポンプ

パイプ内で液体を自由落下させ急に弁を閉め、水撃作用で最初より高い位置に液体をくみ上げるポンプ。
位置エネルギーと水撃のエネルギーだけ液体を排出します。

サニタリーポンプ

主にステンレス製で分解洗浄ができるポンプ。

ステンレスタンクと相性の良いポンプとは?

最もステンレスタンクと一緒に使われているポンプは容積型ポンプです。

相性が良い理由

  • 構造が簡単でメンテナンス性が良い。
  • 回転数の制御により流量調整がしやすい。
  • 超小型から大型まで種類が豊富。

ポンプは取り扱いしやすいだけでなく、用途に合ったものを選定することも大切です。
また、ポンプに接続するステンレスタンク自体も内容物やポンプに合わせて設計・製作し、最適な作業環境を作ることが、製品の品質向上や作業効率の向上につながります。

ポンプと相性の良いステンレスタンクとは?

以下のようなステンレスタンクが、ポンプと組み合わせやすいです。

  • ポンプや排出方向へ内容物が流れるようになっている 
  • タンクに液残りが無い
  • ポンプと接続しやすい

1.下部排出のステンレスタンク

鏡板型ホッパー型と呼ばれる、貯蔵・排出用のステンレスタンクがおすすめです。

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おすすめの理由

  • 底がお椀形状やホッパー形状で底の中央に排出口があり、内容物がスムーズに排出できる
  • 排出口には段差や隙間がなく、全量排出できる
  • 排出口の下にスペースがあり、容器の真下にポンプを設置することができる

2.横排出のステンレスタンク

横へと配管を繋げたい場合は、片テーパー型と呼ばれる横排出のステンレスタンクがおすすめです。

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おすすめの理由

  • 排出口に向かって底が傾斜しているため、内容物がスムーズに排出できる
  • 排出口には段差や隙間がなく、底の傾斜があることにより全量排出できる
  • 配管やポンプを横方向へストレートに接続できる
  • 容器や配管の高さを低く抑えることもできる

ポンプの選定も、ステンレスタンクの特注製作も一緒にお任せください!

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現在お持ちのポンプや周辺機器、設備に合わせて、ステンレスタンクを設計・製作いたします。
ポンプ等の周辺機器の選定も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
お客様の工場に訪問し、現状確認やお打ち合わせ等も可能です。

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ステンレス容器ポンプユニット

ステンレス容器、撹拌機、移送ポンプを組み合わせた製品があります。
制御盤で撹拌機とポンプの作動をまとめてコントロールできます。
原料を調合後、直接次工程まで移動し、調合液を移すことができます。

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ポンプとステンレスタンクの組み合わせ事例

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