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みんな気になる、フッ素樹脂コーティングのはなし ~7つの特長~

2016.4.8

ステンレスの表面処理の一つに、フッ素樹脂コーティングという方法があります。
フッ素樹脂コーティングを施した容器は、耐薬品性や非粘着性など優れた特性を発揮します。
この特性を利用すれば、基材を傷めずに薬品を保存する、粘性の強い液体をスムーズに排出するなど、ステンレスタンクではできなかったことができるようになります。

ここでは、この他にも様々な特性を持つ、フッ素樹脂コーティングについてご紹介します。

フッ素樹脂の特長

耐薬品性

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ほとんどの薬品に対しフッ素樹脂は侵されません。危険な毒物として知られるフッ化水素酸ですら溶かすことはできないため、安心して薬品を保存することができます。
ただし、フッ素の割合が少ない樹脂は薬品に侵される危険性があります。
また、皮膜の薄いコーティングですとピンホールと呼ばれる小さな穴が発生し、この穴から薬液が侵入してステンレスを侵す可能性がありますので、耐薬品用の容器には厚い皮膜が適しています。

非粘着性

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フッ素樹脂コーティング容器は、粘着性の高い物質を保管するには最適な容器です。
フッ素樹脂コーティングにはほとんどの物質が固着しません。粘着性の高いもので垂直面でも落下しないことがありますが、優れた非粘着性を備えています。
逆に、PTFEのパッキンを接着剤で容器に固定したくても、特殊な表面処理をしない限り接着できません。

撥水性

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フッ素樹脂コーティングの表面は水や油を弾きます。汚れもすぐに落ちるので、容器を洗う際には時間だけでなく労力や洗浄に使う水量を短縮・省力化できます。

耐熱性と耐寒性

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フッ素樹脂は他の樹脂に比べて耐熱性・耐寒性に優れています。
樹脂の種類にもよりますが、-240℃~260℃までの温度状況下で使用できます。短時間ならば310℃にも耐えるフッ素樹脂もあります。

耐候性

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屋外で使用する場合、紫外線やオゾン、雨水、昼夜の温度変化といった環境にさらされます。
フッ素樹脂ならばこれらの厳しい環境下において、変化・劣化を起こしにくい特性を持っています。

すべり性

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フッ素樹脂の表面は「濡れた氷の表面と同じ」と例えられるほど摩擦抵抗がありません。
弊社製品のシャッター弁では、弁をスムーズに開閉するためにフッ素樹脂のパッキンを採用しています。

絶縁性

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プラスチックのため、基本的に高い絶縁性(抵抗値)と小さな誘電率をもちます。

そもそもフッ素樹脂とは…

フッ素樹脂とは、フッ素を含んだプラスチックの総称です。基材であるステンレスに、このプラスチックを吹付け塗装し、ヒーターで加熱することでコーティングが完成します。

寿命を左右する皮膜剥離

フッ素樹脂はほとんど劣化しません。
しかし、摩耗やキズ、基材の腐食による皮膜剥離が起こるとフッ素樹脂の持つ特性を発揮できなくなります。
また長期間使用していると、ガス・水分・薬液などが徐々に浸透して、基材が腐食し皮膜剥離を起こすことがあります。

毒性はありません

一般的にフライパンに施されている「テフロン加工」は、「フッ素樹脂コーティング」の別称です。
フッ素樹脂を開発したアメリカの企業が、製品化する際に「テフロン」という名前で商標登録し、それが一般消費者に普及しました。フライパンに施され、それが普及していることが毒性のない事への一番の証拠でしょう。

さらに、米国食品医薬品局(FDA)より、人体に対して毒性なしという結果が出ております。
飲み込んでもフッ素樹脂は消化せずに排出されます。

今回はフッ素樹脂の持つ7つの特長をご紹介いたしました。

フッ素樹脂コーティングされたステンレス容器を使えば、いままで保管しづらかったあんなものやこんなものを保管できるかもしれません。

フッ素樹脂コーティングを施したステンレス容器

すべり性向上を目的として、フッ素樹脂でコーティングしたステンレス容器です。

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