製品仕様
基本構成
タンク/撹拌機/ホッパー/ポンプ/バルブ材質(容器・配管・撹拌機):ステンレス(SUS304)
容量:最大300L程度まで対応可能※ポンプ・撹拌機の機種や仕様詳細はお客様との打ち合わせを経て決定いたします。

ポンプの液流により生まれる負圧で粉体をホッパーから配管へ引き込み、液体と予備混合。粉体のダマ形成や液面への浮遊を防ぎ、均一に分散するまでの混合時間を短縮します。
「ダマにならない」理由

粉体がホッパーから配管へ引き込まれる際に自然と塊が崩され、ダマの形成を防ぎます。粉体は配管内の液体と混ざりながらタンクへと移動。
「液面に浮かない」理由

粉と液が通る配管は液面より低い位置にセットされ、粉が液面に浮くのを防ぎます。
比較実験|増粘剤の溶解
一般的な設備(タンク+撹拌機)と本製品(ミキシングユニット)で、増粘剤(CMC)の水への溶解を比較しました。
いずれも10分ほど撹拌したところ、タンク+撹拌機 では内側に乾燥した粉を含んだまま表面だけがゲル化したダマが多く残存しました。
一方ミキシングユニットは、底の方に細かくゲル状のダマはあるものの、タンク内に目立つ粉ダマはありません。

タンク+撹拌機
内側に乾燥した粉を含んだまま表面だけがゲル化したダマが多く残存。

ミキシングユニット
底の方に細かくゲル状のダマはあるものの、タンク内に目立つ粉ダマはない。
※CMC:液体に”とろみ”を付ける粉末状の添加剤。
- 撹拌機のみで混合した場合とどの位の差がでますか。
-
容量や混合する材料の性質にもよりますが、粉末の増粘剤(CMC)の溶解撹拌を比較した実験がございますのでご覧ください。> 動画を見る

お客様の要望に合わせた装置の提案を致します
日東金属工業では貯蔵容器の設計もご対応します!お客様の用途や業界のニーズに合わせて設計段階から緊密にコミュニケーションをとりながら、最適な形状や材質、機能を提案し実現します。当社の豊富な経験と実績を活かし、業務効率や製品の安全性を最優先に考慮した特注の貯蔵容器をお届けいたします。どんな要望もお気軽にご相談ください。
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