ビーカーとサニタリービーカーの違いは何でしょうか?

材質、ビーカー端部と取っ手の仕様、サニタリー性などが異なります。

ステンレスビーカー(BK)の構造

・端部(縁取り)は折り返しになっています。
・取っ手は板を折り曲げて作っており、スポット溶接(点のように溶接)しています。
・サニタリービーカーに比べて安価です。
・SUS304製です。

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サニタリービーカー(BK-SMA)の構造

・端部(縁取り)に折り返しはありません。
・取っ手は丸棒です。取り付け部分は全周溶接しています。
・ステンレスビーカーに比べて洗浄性が良くサニタリー性に優れています。
・SUS316L製です。

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ステンレスビーカー(BK)とサニタリービーカー(BK-SMA)の違い

構造が異なります

どちらもオールステンレス製ですが、ステンレスビーカー(BK)は取っ手の部分や縁取り部分の隙間に異物が溜まりやすい構造です。
異物が取っ手や縁取りの隙間に入り込み、洗浄しても取りきれなかったり、洗浄後の洗浄液や水分が取っ手や縁の部分の隙間に残ってしまう可能性があります。

一方、サニタリービーカー(BK-SMA)は汚れや液が溜まりやすい隙間がない構造ですので、異物が溜まりません。洗浄すれば、異物はほぼ取り除くことができます。

衛生管理やサニタリー性が求められる場合には、サニタリービーカー(BK-SMA)がおすすめです。

材質が異なります

ステンレスビーカー(BK)はSUS304製、サニタリービーカー(BK-SMA)はSUS316L製です。
SUS316LはSUS304にモリブデンの添加とローカーボン仕様となっており、SUS304に対してさらに耐食性(錆びにくさ)が向上しています。
耐食性や耐薬品性が求められる場合には、サニタリービーカー(BK-SMA)がおすすめです。

液だれ防止に特化したビーカーもあります

液だれ防止ビーカー(BK-SMA-DP)は、サニタリービーカー(BK-SMA)に比べて液だれしにくく、また、持ちやすくなっているビーカーです。
高価な液体やこぼしたくない薬品などを扱う際におすすめです。

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オーダーメイドで製作できます

ビーカー類もステンレス容器同様に取っ手の変更や容量の変更、蓋の作成などのオーダーメイドが可能ですので、お気軽にご相談ください。

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