製造機械が「異物」になるその前に
いくら外部からの異物を防いでも、お客様がいまお使いのその機械が「異物」になってしまっては意味がありません。
ステンレス製品はもともとサニタリー性の高いものとして知られていますが、日東金属工業ではさらに異物混入のリスクを抑えられる製品をご提案できます。
いくら外部からの異物を防いでも、お客様がいまお使いのその機械が「異物」になってしまっては意味がありません。
ステンレス製品はもともとサニタリー性の高いものとして知られていますが、日東金属工業ではさらに異物混入のリスクを抑えられる製品をご提案できます。
日東金属工業の3つのご提案
1. スキマのない容器
異物を外部から混入させないだけではなく、「容器に残さないこと」も肝心。容器を洗浄しても、汚れや洗浄液等の異物が残ってしまうとコンタミの原因に…それを防止するのが「スキマのない容器」です。
2. 錆びに強い容器
ステンレスはもともと錆びに強い容器として知られていますが、当社ではさらに耐食性の高いSUS316Lでの製作や電解研磨も承っています。内容物に応じた材質・表面処理をご提案します。
3. 多品種少量生産に最適
溶接でひとつずつ、オーダーメイドで製作する当社の製品は多品種少量生産に最適。1台ずつ仕様を変更したい、まずは1台だけ導入したい、そんなときには当社をご検討ください。
\ 異物関連のお悩みをお伝えください /
- 「容器の縁巻き部分に洗浄液や汚れが入り込み取れない」
- 「取っ手のスキマに汚れがたまり、それがコンタミの原因にならないか心配」
このようなお客様に最適なのが日東金属工業の「スキマのない容器」です。
当社の製品は医薬・食品業界のようなコンタミを嫌う現場での採用実績が多いです。そうした実績をもとに、縁巻き部のスキマをなくした容器やスキマのない取っ手など、コンタミリスクを最低限に抑えたステンレス製品をラインナップしています。
もちろん、使用される環境や懸念されるリスクに応じて、通常の容器をより異物の混入しにくい形状に特注加工することも可能です。製品が実際に使用される現場の状況や、想定されるリスクをお伝えいただければ、異物混入を抑制できる最適な製品をご提案できます。
この容器の特徴的な部分は「底」。この容器のベースとなっている片テーパー型ステンレス容器【KTT】の底部には、通常底上げ用の袴がついており、スキマに水や粉が残留するおそれがあります。
そこでこの容器では、汚れを残留させることなくきちんと洗浄できるよう、袴を角棒に変更しました。洗浄後の拭き取り等も簡単です。また、取っ手はスキマなく溶接されたサニタリー仕様で、異物が入り込まないようになっています。
特注加工で汚れ等が残留する可能性のある箇所をなくすことにより、容器内部への異物混入のリスクを低減します。
- 「通常のステンレス素材では腐食が心配だ」
- 「どのくらいのスペックのものを採用すればいいのかわからない」
世界的に広く使われており、当社でも標準素材として使用しているSUS304に加えて、SUS316Lもご選択いただけます。
SUS316LはSUS304にモリブデンを添加し、さらに炭素量を減らしたハイグレードなステンレス材です。耐食性が高く、特に溶接部分の腐食に強い素材として知られています。
もし容器が錆びてしまった場合、錆びた部分が容器内に混入してしまったり、錆びた部分から亀裂を生じさせ、容器が破損してしまう可能性があります。そうしたリスクを低減するのに最適なのがSUS316Lです。日東金属工業では、通常SUS304で製作している製品であっても、SUS316Lで製作できます。内容物やお客様のご要望に応じ、適した仕様をご提案します。
耐食性をさらに向上させ異物混入を防ぎたいという場合には、「電解研磨」をおすすめします。 電解研磨は電解液中で金属表面から金属イオンを溶出させ、表面を平滑化させる研磨方法です。
電解研磨を施すことで金属表面のクロム濃度が上がり、錆びを防ぐ不動態被膜をより強固にします。さらに、バフ研磨の場合、研磨による細かなキズに油やバフ粉などの異物が埋め込まれてしまいますが、電解研磨であればその心配はありません。加えて表面が極めて滑らかになることにより、汚れなどが沈着せず洗浄が容易になります。
日東金属工業では容器形状に応じた専用の治具を使用しており、高品質な電解研磨容器をご提供できます。最高グレードの容器をお求めの際には、電解研磨もご検討ください。
当社の製品は多品種少量生産の現場や、試作段階などに最適です。各生産工程に応じ、その時々の内容物や既存設備に合わせたステンレス容器ユニットをご提供します。
お客様の必要とする大きさにサイズを変更したり、内容物に応じて仕様を1台ずつ、細かに変更したりすることが可能です。試作段階や、市場のニーズに応じた柔軟な生産ラインを実現するのに貢献します。
\ ポンチ絵・図面の添付も可能です /
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24時間受付FAXフォームをご用意しております。
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