ASCシリーズに新ラインナップ|撹拌機を取り付けられる架台付容器
工程によって容器を使い分けたり、容器だけを取り外して洗浄をするときなどに便利な「架台付容器【ASC】シリーズ」に、新製品が登場しました。
【KTT-ASC】と【DT-ASC】の架台部分に撹拌機をクランプ止めできる台座を取り付け、撹拌機・容器を架台から簡単に取り外しできるようになっています。撹拌機を複数の工程で使ったり、頻繁に容器を洗浄したりする必要のあるときに便利な製品です。
パッキンと液体の相性によっては、パッキンが液体を吸収して膨張し、ブヨブヨになることがあります。このことを「膨潤」と呼びます。
これは液体がパッキンのゴムの分子間に入り込んでしまうことから発生する現象です。
イメージとしては、わかめを水で戻したときのような状態が近いでしょう。
膨潤には以下のような困りごとを引き起こすリスクがあります。
このため、膨潤するかどうかを含め、パッキンと液体の相性を確認するのはとても重要なことです。
こちらはフッ素ゴムを除光液(主成分:アセトン)に4日間程浸したものです。
実験前とだいたい同サイズのフッ素ゴムに比べ、サイズが大きく膨張していました。
また、手で触った感触もかなり柔らかくブヨブヨになっています。
寸法、重量も大きく変化していました。
実験前寸法 | 実験後寸法 | 寸法変化率 | 実験前重量 | 実験後重量 | 重量変化率 | |
フッ素ゴム | 14mm | 20mm | 142.9% | 1.6g | 2.44g | 152.5% |
同じ条件で実験を行った他の材質には、フッ素ゴムほどの大きな変化はみられません。
こちらはクロロプレンゴムを塩素系漂白剤(主成分:次亜塩素酸ナトリウム)に浸した結果です。
少し動かしただけで黒いゴムのかけらがボロボロと出てきます。
また周りに付いた漂白剤を拭き取ると黒い液体が付着し、ゴムが溶解しているような状態です。
体積の大きな変化は見られませんが、液体との相性が悪いことがわかります。
当社では、内容物に合わせてステンレス容器や周辺機器に付属するパッキン材質を変更することが可能です。
すでに当社の容器を使用されているお客様でも、パッキン単体での購入が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
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