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【新製品】撹拌工程をより便利に|撹拌機座の付いた架台付容器
2020/10/06 09:00

ASCシリーズに新ラインナップ|撹拌機を取り付けられる架台付容器

工程によって容器を使い分けたり、容器だけを取り外して洗浄をするときなどに便利な「架台付容器【ASC】シリーズ」に、新製品が登場しました。

【KTT-ASC】【DT-ASC】の架台部分に撹拌機をクランプ止めできる台座を取り付け、撹拌機・容器を架台から簡単に取り外しできるようになっています。撹拌機を複数の工程で使ったり、頻繁に容器を洗浄したりする必要のあるときに便利な製品です。

排出・撹拌に便利なふたつのタイプ

「パッキンが膨潤するとどうなるの?」実験してみました
2020/10/05 09:00

そもそも膨潤とは

パッキンと液体の相性によっては、パッキンが液体を吸収して膨張し、ブヨブヨになることがあります。このことを「膨潤」と呼びます。
これは液体がパッキンのゴムの分子間に入り込んでしまうことから発生する現象です。
イメージとしては、わかめを水で戻したときのような状態が近いでしょう。

膨潤がもつリスクとは

膨潤には以下のような困りごとを引き起こすリスクがあります。

  • パッキンのサイズが大きくなり設置箇所に合わなくなる、密閉性が低下する
  • 強度が下がり破損する、異物として混入する
  • パッキンの交換サイクルが短くなり、コストが高くなる

このため、膨潤するかどうかを含め、パッキンと液体の相性を確認するのはとても重要なことです。

実際膨潤するとどうなるのか

こちらはフッ素ゴムを除光液(主成分:アセトン)に4日間程浸したものです。

実験前とだいたい同サイズのフッ素ゴムに比べ、サイズが大きく膨張していました。
また、手で触った感触もかなり柔らかくブヨブヨになっています。

寸法、重量も大きく変化していました。

実験前寸法 実験後寸法 寸法変化率 実験前重量 実験後重量 重量変化率
フッ素ゴム 14mm 20mm 142.9% 1.6g 2.44g 152.5%

同じ条件で実験を行った他の材質には、フッ素ゴムほどの大きな変化はみられません。

ゴムがボロボロになったものも

こちらはクロロプレンゴムを塩素系漂白剤(主成分:次亜塩素酸ナトリウム)に浸した結果です。
少し動かしただけで黒いゴムのかけらがボロボロと出てきます。
また周りに付いた漂白剤を拭き取ると黒い液体が付着し、ゴムが溶解しているような状態です。

体積の大きな変化は見られませんが、液体との相性が悪いことがわかります。

代表的な薬品に適したパッキンを知りたい方はこちら

この薬品ってどうやって保管できるの?~薬品に最適なパッキン~

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まとめ

  • パッキンが膨潤する=寸法、重量に大きく変化が出る
  • 相性によっては、ゴムが崩れたような状態になるものも

当社では、内容物に合わせてステンレス容器や周辺機器に付属するパッキン材質を変更することが可能です。
すでに当社の容器を使用されているお客様でも、パッキン単体での購入が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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【初出展】モノづくりフェア2020 Onlineダイジェストに出展しています
2020/10/01 09:00

モノづくりフェア2020 Onlineダイジェスト

日刊工業新聞社主催のWEB展示会「モノづくりフェア2020 Onlineダイジェスト」。
MONOVATEはベルヌーイ流撹拌機を出展しています。ぜひご覧ください。

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