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技術コラム

悩み別に対策!のぞき窓の選び方ガイド
2019/02/07 09:00

撹拌中の液体の様子を確認したい
容器に入れた液体の残量を確認したい

ステンレス容器を使って、液体を保存する・液体を混ぜ合わせるといった作業をおこなっている人にとって、蓋を開けずに液体の状態を知りたいというのは誰しもが考えていることではないでしょうか。

MONOVATEではステンレス容器内部確認用の「のぞき窓」を製作しております。
種類は10種類以上。容器内を照らす照明付きのものや、窓についた汚れを落とせるワイパー付きタイプなど用途に合わせて形は様々です。

今回は各のぞき窓の特長と、使い方についてご紹介します。

洗浄性抜群!ヘルール接続するのぞき窓

MONOVATEが製作するのぞき窓はヘルール接続で容器に設置します。
ヘルール接続とは、工具不要かつ取り付けが簡単な配管接続です。

ヘルールは接続部に溝があり、十字形状のガスケットを間に挟んでクランプバンドで締め付けて固定します。
締め付けは手締めで簡単に固定でき、工具がいりません。

ヘルール接続型のぞき窓の特長

  • お持ちの容器にヘルール配管があれば、そのまま設置ができます。
  • 分解洗浄が簡単で、異物混入のリスクを抑えながらのぞき窓を設置できます。
  • 加圧、減圧にも対応します。

ヘルール接続についてより詳しく知りたい方はコチラの記事がおすすめです

悩み別おススメのぞき窓の紹介

MONOVATE製のぞき窓には、容器内をしっかり確認できるように改良された製品がいくつかあります。
オーダーメイド製品を製作する中で頂いたお客様のご要望を積み重ねて、製品化されたのぞき窓の特長をご紹介します。

困りごと:容器内が暗くて見えない…

フラッシュライト付のぞき窓をおすすめします!

フラッシュライト付のぞき窓の詳細を見る

圧力容器など蓋の密閉が必要な容器は内部が暗く、のぞき窓を取り付けても液体の状態を確認しづらいです。
そこで容器内を明るく照らしてくれるフラッシュライト付きののぞき窓なら、暗くて見えない容器内でもしっかりと確認できます!
フラッシュライト付のぞき窓を容器に設置する場合は、明り取り用と確認用2つの窓を用意することをおすすめいたします。

困りごと:窓が結露・液体が窓に飛び散って視認性が悪い…

ワイパー付のぞき窓をおすすめします!

ワイパー付のぞき窓の詳細を見る

液体を温めていると、蒸気や結露によってのぞき窓に水滴がついてしまう。
もしくは液体撹拌中に中身が跳ねて、のぞき窓に付着してしまうなど、のぞき窓の視認性が下がるトラブルも多々あります。
そんなときには、窓ガラスの容器側にワイパーが設置されたのぞき窓です。
ハンドルを回すことで窓ガラスに付着した水滴等を拭うことができます。

困りごと:のぞき窓の脱着を簡単に行いたい…

一体型のぞき窓シリーズをおすすめします!

一体型のぞき窓の詳細を見る

標準タイプののぞき窓は窓枠、窓ガラス、ガスケットがヘルールクランプのみで固定されています。
洗浄性を優先しているために取り外しを簡単にしているのですが、見方を変えれば容器から取り外す際には窓ガラスが落ちてしまう構造ともいえます。
さらに、手袋などを装着していて作業性が悪い中でのぞき窓を扱う場合には、注意が必要な製品でもあります。
そこで、窓ガラスやガスケットが落ちないように設計された物が、一体型のぞき窓です。
窓ガラスやガスケットなどの部品をねじ止めしてしまうことで部品の落下を防ぎます。
接続部分はもちろんヘルール接続ですので、工具不要で取り外しが簡単です。

困りごと:ガラスが割れるのを防止したい...

保護カバー付のぞき窓をおすすめします!

のぞき窓 保護カバー付

通常の【NM】のぞき窓に保護カバーを付けた、【NM-P】のぞき窓 保護カバー付です。

のぞき窓(一体型) 保護カバー付

ガラスが落下しない【NMB】のぞき窓(一体型)に保護カバーを付けた、【NMB-P】のぞき窓(一体型) 保護カバー付です。

これまでご紹介してきたのぞき窓には耐熱強化ガラスが用いられており、比較的衝撃には強いですが、さらに窓部が割れるリスクを低減できる製品があります。それが、保護カバー付ののぞき窓です。

保護カバーによって外部からの衝撃リスクを低減し、ガラスの割れを防ぎます。特に【NM-P】のぞき窓 保護カバー付はスライド式のカバーを採用しているため、容器内部からの衝撃・圧力によりガラスが割れた場合でもそれが外部に飛散しにくくなっています。

容器内へのガラス等の異物混入と、作業者の受傷事故防止にお役立ていただけるのぞき窓です。

「使用中も」ガラスを保護できるタイプも

上でご紹介した保護カバー付のぞき窓は、内部確認等のためにカバーを開放状態にしている間はガラス部を保護することができません。
「使用中もガラス部を衝撃から保護したい」方向けに、可視状態を保ちつつガラス部を直接の衝撃から保護できるよう、保護カバーとガラスの間に格子状の網を挟んだタイプもございます。

こんな方法でも容器内部を確認できます

透明アクリル蓋付ステンレス密閉容器

蓋に透明素材を採用した密閉容器です。
蓋を閉めたまま容器内部をすべて見渡すことができます。

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角窓フランジ

容器側面に角型の窓を取り付けることができます。
液体の残量などを確認する際に便利です。

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レベル計

容器側面にテフロンチューブを取り付けます。
容器内部の液体の水位を確認できます。

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アクリル窓付蓋

蓋の中心に窓を付けた加工例です。容器の中が一目で確認できます。
窓のサイズは任意に設定できます。

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のぞき窓のバリエーションをご紹介

オーダーメイドでの製作も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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