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【中途半端だと漏れの原因に】シャッター弁の正しい使い方

2021.11.10

日東金属工業の「シャッター弁」は粉粒体専用のバルブです。ステンレス製の弁をスライドさせることにより、弁の開閉をおこないます。開閉が簡単、さらに分解・組立・洗浄が容易なのが特長です。

シャッター弁は全開⇔全閉での使用・全量排出を前提としています。構造上、中途半端な開閉状態で使用すると、すき間から粉漏れする可能性があるからです。

「じゃあ実際にどれくらい漏れるの?」というお客さまの疑問にお答えするため、このコラムではシャッター弁を半開状態にして粉を投入したときに、どれだけ漏れが生じるのかを検証してみました。

1. シャッター弁は全開⇔全閉で使用する

実験を行う前に、シャッター弁の構造を確認しておきましょう。

シャッター弁は、開口用の穴が付いた板状の弁をスライドさせることで開閉を行います。全開にすると弁はドレン口と同じ口径がとれ、流れに対して障害物なく排出できる構造です。

本製品は全開⇔全閉での使用・全量排出を前提としています。下の画像のように、弁の穴の位置が内径と外装にまたがってあるとき、そのすき間からの漏れが懸念されるためです。

▲半開にした状態

2. 【実験】半開で投入したときの漏れ量はどれくらい?

では、実際にはどれくらい漏れてしまうものなのでしょうか。今回はシャッター弁を半開にした状態で下の3つの粉体を投入し、粉の漏れ具合を確認してみました。

  • 薄力粉
  • パン粉
  • 粗塩

2.1. 薄力粉-勢いよく漏れた

まずは、今回実験に使う材料の中で、最も粒子が小さい薄力粉から試してみましょう。シャッター弁を半分開いたまま勢いよく投入すると、以下のようになりました。

ご覧いただけるように、すき間から粉が噴き出すように漏れ出しています。シャッター弁を完全に開かないとすき間が生じ、粉漏れの原因となることがあります。

弁を完全に開けた状態だとどうなる?

弁を完全に開けた状態で投入すれば、粉は漏れ出しません。弁を完全に開け、PTFEパッキンのすき間を埋めることができていれば粉が漏れ出す心配はないでしょう。

※動画では投入部から舞い上がってしまったものが床に落下しています

2.2. パン粉-細かなもののみ漏れた

続いて、パン粉を投入してみましょう。薄力粉よりも粗い粉体のため、先ほどよりは漏れは少なくなると予想されますが、結果はどうなるでしょうか。

先ほどよりは少ないですが、細かなパン粉は漏れ出してしまいました。

2.3. 粗塩-わずかに漏れた

最後に、粗塩を投入してみます。先の2種に比べて比重が大きいので、漏れは生じにくいと考えられます。

ご覧いただいたように、数粒漏れ出しました。やはり半開状態ではすき間が空いてしまっている以上、漏れは避けられないようです。

3. 排出量に応じた排出口径を選択しよう

シャッター弁を半開にした状態で使用すると、程度の差こそあれ粉漏れしてしまうことがわかりました。

粒径により漏れ出さない粉体もありますが、ねじをどれくらい締め付けるかによりすき間の大きさが変化するため、「粒径が○○以下なら漏れません」と明確に述べることができません。

そのため、基本的にシャッター弁での流量調整は推奨していません。排出量に応じた排出口径を選択し、全量排出を前提としたうえで全開⇔全閉で使用するようにしてください。

開閉・分解・組立が簡単な「シャッター弁」

開口用の穴が付いた弁をスライドさせることで開閉する「シャッター弁」は、全開・全閉を素早くできるのが特長。すべて分解・組立できるので、洗浄も容易でサニタリー性に優れています

排出口径のラインナップなどの詳細情報は製品ページをご覧ください。

\ 構造紹介の動画もこちらから /

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