オーダーメイド151件

【採用事例】化粧品原料ろ過容器
○化粧品業界採用事例
化粧品原料のろ過工程でご採用いただいた製品です。
当社ラインナップの【QR-100M】吸引ろ過容器をベースに、ろ過にかかる時間を短縮できる仕様にカスタマイズしました。
ろ過時間を短縮するためのカスタム
- ろ過前の原料をまとめて投入できるよう、ホッパーの容量を増やしました。
- ろ過面積* を標準仕様から3.5倍にしました。ろ過の時間短縮が可能です。
*ろ過原料が通る部分の面積
その他のカスタム
- 内容物に合わせてキャッチネットの目開きを100→150メッシュに変更しました。
- ホッパー配管部分を洗浄しやすくするため、2分割仕様にしました。
- 錆びに強く耐衝撃性のあるステンレス(SUS304)製です。
- ろ過後の原料は内容器に溜まります。
営業・技術担当コメント
お客様からろ過時間をできるだけ短縮したいというご要望があり、あまりかさばらない形状でホッパーの容量を増やせるように工夫しました。
キャッチネットはお客様ご指定の粗さに合わせた設計になっています。吸引時の口径が大きい分強度に不安があったため、キャッチネットの下に補強として目皿を設け破れにくくしました。

【採用事例】200L 片テーパー型撹拌加圧ユニット
○化粧品業界採用事例
加圧下で加温撹拌できる撹拌加圧ユニットのオーダーメイド事例です。
ユーザー様のご要望内容
- 「窓のロック機構」
圧力をかけたまま窓(投入口兼のぞき窓)を開けると、勢いよく開いてしまい危険なため、窓の取っ手部分にロック機構を採用しました。圧抜き用のバルブと連動しており、圧力を抜かないと窓を大きく開けないようになっています。誤って窓のクランプバンドを先に外してしまっても、勢いよく開くことがなく安全です。 - 「火傷防止カバーの取り付け」
タンクが高温になるため、タンクの外側に火傷防止の板を付けて火傷対策をしました。 - 「高さをできるだけ下げたい」
通常の加圧容器は底が鏡板型ですが、高さをできるだけ下げたいという意向と横向き排出、片勾配の希望があり、片テーパー型で製作しました。 - 「エアー駆動の撹拌機」
ステンレスエアーモーター撹拌機を採用しました。
その他
- 撹拌機を蓋に付けたまま開けられます。
- ジャケット(外槽)に温水を流して加温できます。
- 台車のようなハンドル付きで、スムーズに移動できます。
営業担当コメント
別のタンクを製作中に追加でご依頼をいただきました。ユーザー様のご要望を実現できるように何度もすり合わせを実施し、製作可能かつ要望に近い形状を提案することができました。
技術担当コメント
圧を抜かないと窓が大きく開かない仕組みを設計したことで、安全な装置を実現できました。

【採用事例】リフターで昇降できる架台分離式ジャケットタンク
化学業界採用事例
保温・撹拌・昇降できるステンレスタンクのオーダーメイド事例です。新製品の製造に向けて、薬品の溶解や撹拌の用途で使用します。
- ジャケット(外槽)部分へ温水循環装置を接続し、内容物を保温します。
- タンクには着脱可能な断熱カバーを取り付け、保温効率をアップさせています。
- ジャケットタンクは架台から分離でき、フォークリフトで持ち上げて別のタンクへ液を投入します。
- 蓋中央部からは、お客様所有の撹拌機を投入できるようになっています。
- 排出口には液だまりのないバルブを採用しています。
営業担当コメント
納入後、取り外し可能なリフター用のガイドを架台へ追加することになりました。これにより、どの作業者も決まった位置にタンクを置けるようになります。現在検討中のタンクには、同じ構造にて最初から装着する予定です。

【採用事例】スラリー液の供給ホッパー
○化学業界採用事例
SUS316L製小型ホッパーのオーダーメイド事例です。
固形物を含むスラリー液をポンプへ供給するために使用します。
液中の固体がどのくらいの高さまで溜まっているか見られるように、ホッパー側面に角フランジのぞき窓を取り付けました。
かぶせ蓋もあわせて製作しました。
設計担当コメント
サイズが小さいホッパー(今回は内径φ160mm)でも十分に内部を見られるよう、薄型の角フランジのぞき窓を採用し、可視範囲を可能な限り広くしました。
お客様の声
タンクやホッパーをオーダーメイドで作成していただけるメーカーを探したところ、HPで日東金属工業について知りました。寸法についてもある程度自由に指定でき、打ち合わせの場で図面をすぐに作成いただけたので、やりとりもスムーズに進められました。

【採用事例】暴露対策付きの溶剤洗浄用ステンレスタンク
○化学業界採用事例
有機溶剤による部品洗浄時に使用する、ステンレスタンクのオーダーメイド事例です。
洗浄後の廃液を下部から排出できるホッパー型で、上部のフードからは揮発気体(溶剤ガス)を捕集し、作業者への暴露を低減します。
ポイント
- フード奥側にあるノズルから揮発気体を捕集します。ノズル下部のヘルールは廃液回収タンクに接続し、そこからの揮発気体も捕集します。
- 洗浄する部品を乗せるパンチング板は、部品のサイズによって位置(高さ)を変えられます。
- 脚の間には着脱可能な板があり、廃液回収タンクやバットが置けるようになっています。
- キャスターは溶剤に強い材質を選定しています。
営業担当コメント
ベースになった製品は粉塵の捕集用でしたが、気体の捕集用途でも作業環境の向上に貢献できました。
技術担当コメント
揮発気体の比重を考慮し、フードのノズルはできるだけ下部に取り付けました。ノズルはお客様が用意するホース径に合わせて設計しています。

【採用事例】ワンタッチで着脱できるホースブラケット
ホースを固定できる治具「ホースブラケット」のカスタマイズ事例
「容器の縁へのクランプ操作を簡略化したい」というご要望にお応えしたカスタマイズです。
標準品よりコストはかかりますが、主に着脱の頻度が高い使用環境で作業効率を向上します。

【採用事例】0.4MPa対応フランジ型のぞき窓
○海外のお客様採用事例
水の入った大型の圧力容器に取り付けて使用する、フランジ型のぞき窓のオーダーメイド事例です。
- 通常品の耐圧強度は0.18MPaですが、本製品では0.4MPaに対応できるようカスタマイズしています。
- 窓部分に保護カバーを追加しています。
- のぞき窓の清掃などのメンテナンスができるように、タンクとのぞき窓の間にはバルブを設置します。
営業担当コメント
のぞき窓とバルブをセットでご提案できた点を高く評価していただき、今回ご注文をいただけました。

【採用事例】樹脂の希釈を内製化する撹拌ユニット
○化学業界採用事例
樹脂原料を溶剤で希釈する工程で使用する、ステンレスタンクと撹拌機を組み合わせた容量300Lの撹拌ユニット。
お客様の課題
少量の場合はへらを用いて人力で混ぜるか、外注している。人力は時間と労力がかかり、外注は数がまとまらなければ依頼できない。
内製化に向けたオーダーメイド内容
- 「多種多様な樹脂原料および溶剤に対応できるように」
接液部のガスケットには、PTFEやパーフロなどの耐薬品性に優れた材質を採用しました。また、内容物の粘度と容量を鑑みて撹拌体を2段で取り付け、撹拌性を向上させています。 - 「粘度のある樹脂も排出できるように」
片テーパー型容器を採用。底の傾斜角度は通常3°ですが今回は5°で製作し、排出性を向上させました。 - 「一斗缶原料の投入を省力化できるように」
投入口のホッパーは一斗缶を置いておける形状で、一斗缶に入った原料を投入する際に手を離すことができます。
その他
- 分解洗浄しやすいバルブを採用
- 排出口にはお客様がご希望されたY字型ストレーナーを設置
- 最終的に一斗缶へ排出するため、排出口の先端は一斗缶に入るサイズのレジューサーを採用
- タンクをリフターで持ち上げられるようにブラケット(フォーク座)を設置
仕様は異なりますが、容量45Lの撹拌ユニットも同時に採用いただきました。
技術担当コメント
バルブ開閉時に掛かるハンドル回転の負荷に耐えられよう、ドレン口に補強を行い、配管部には支え台を取り付けました。

【採用事例】内袋にやさしく汚れが溜まらないステンレス柄杓
○食品業界採用事例
ステンレス製柄杓のオーダーメイド事例です。
容器にセットされているビニール製の内袋から、原料(果汁)を取り出し計量する工程で使用します。
ご要望
通常の柄杓ではカップの縁(端部/エッジ)で内袋を傷つけることがあり、縁が丸い柄杓を使用していた。
しかし、この柄杓には縁に溝があり汚れが溜まりやすい。
同様の柄杓で溝のないものを作れないか?
POINT
内袋の破損対策のためカップの縁に丸みをもたせ、かつ汚れが溜まらない形状で製作しました。
内袋の破損対策は維持したまま、洗浄性を向上させることができました。

【採用事例】液体のロスと異物混入を防ぐステンレスバケツ
○香料メーカー様納入事例
液体の計量や運搬の工程で使用される、ステンレス製バケツのオーダーメイド事例です。
目的:既存設備のアップグレード
元々使用していたバケツは取っ手(ツル)が取り外せる仕様のものでした。
作業時に取っ手が外れることがあり危険とのことで、今回はその問題の解消とアップグレードのためご依頼いただきました。
1:取っ手外れ対策
・取っ手が外れないように端部を加工。
2:ロスを減らす対策
・液だれにより内容物をロスしないよう、注ぎ口は液だれ防止ビーカーをベースに設計。
・内容物を投入しやすくするため、下部に取っ手を追加。
3:異物混入対策
・運搬時の異物混入を防ぐため、専用の蓋を製作。
・洗浄液などが入り込まないように、容器や蓋の縁は折り返しをせず、取っ手の取り付け部分は隙間のないサニタリー仕様を採用。
・洗浄液などが溜まりやすい袴をなくした。
営業担当コメント
アップグレードするにあたり取っ手代わりだった袴がなくなってしまったので、内容物投入をやりやすくするために下部の取っ手を提案しました。
技術担当コメント
上部の取っ手の取り付け部分の部品を溶接取り付けにしたため、容器の板厚を上げ、部品は内部も溶接できるサイズにしました。

【採用事例】チョコレート湯せん・充填ホッパー
食品業界採用事例
チョコレート充填用のホッパーです。
湯せんが可能なジャケット付き仕様で、チョコレートをスムーズに充填できます。
ジャケットはノズル部分まであり、接続部分で冷えて固まってしまうのを防ぎます。
営業担当コメント
チョコレートを均一に温められるように、ジャケット内部に邪魔板を付けてお湯が全体に行き渡るようにしました。

【採用事例】容器内面 容量目盛マーキング
容器の内面に、内容量が一目でわかるマーキングを施しました。
レーザーマーキングによる印字のため、容器内外面ともに無駄な凹凸がありません。
細部を洗い残すリスクを低減し、洗浄や乾燥に要する時間を削減します。
営業担当コメント
お客様の「正確性よりも、加工費が安く・洗浄しやすい容器にしたい」というご要望から、容器に取り付ける部品が少ないレーザーマーキングを提案しました。